ID:601
前歯部不正(交叉咬合など)
叢生(乱ぐい歯)
初診時年齢10才の男子で、前歯の噛み合わせを気にして来院されました。
検査の結果、前歯部交叉咬合を伴うアングルⅠ級不正咬合と診断しました。
前期治療として、先ずは、リンガルアーチで上顎側切歯を唇側移動させて交叉咬合を改善しました。その後、上下歯列を拡大しました(上顎:クォードヘリックス、下顎:バイヘリックス)。また、固定式上顎大臼歯後方移動装置(GMD)で上顎大臼歯の後方移動を行いました。
後期治療では、非抜歯の上、セルフライゲーションブラケット装置(デーモンシステム)で全歯を並べました
治療期間は前・後期併せて4年6ヶ月でした。通院回数:48回。
歯列矯正を始めるに当たって、後戻り・失活・虫歯(歯周病)・歯根吸収・ブラックトライアングル・歯肉退縮・顎関節症などのリスクがあることを説明し、患者さんには十分ご理解頂いた上で治療を行いました(以下もご覧ください)。また、別ページにある【矯正歯科治療に伴う一般的なリスクや副作用について】もご覧ください。
費用:基本料金 710,000円、診察料 5,000円/月
※記載している治療費用は、治療当時の価格(税抜価格表示)となります。現在の費用は治療費のページでご確認くださいませ。