子供用マウスピース型矯正装置(インビザライン・ファースト)
子供用マウスピース型矯正装置(インビザライン・ファースト)とは?
【笑顔の未来を育む、子供のための透明なマウスピース型矯正装置】
「子供用マウスピース型矯正装置(インビザライン・ファースト)」は、6〜10歳頃の混合歯列期に行う透明なマウスピース型矯正治療です。
従来の装置とは異なり、見た目に目立たず、痛みをできるだけ抑えて違和感も少ないため、お子さまも無理なく取り組むことができます。
1期(前期)治療だけで終えるために
当院では、1期(前期)治療だけで矯正を終えることを目指しています。
そのために、以下の3点を重視しています:
- 最適な時期の治療開始
- 顎の成長を活かした歯列・咬合誘導
- 舌の位置・呼吸・姿勢など根本原因の改善(MFT・歯列矯正用咬合誘導装置(マイオブレース)併用)
1期(前期)治療だけで終了できれば、思春期以降のワイヤー矯正や再治療が不要になる可能性があります。
子供用マウスピース型矯正装置(インビザライン・ファースト)のメリット
- 見た目が自然(透明なマウスピース)
- 取り外し可能で衛生的
- 痛みや違和感が少ない
- 通院回数が少なくて済む
- 顎の成長を活かして将来の抜歯リスクを減らせる可能性
- 1期(前期)治療だけで完了することが多い
子供用マウスピース型矯正装置(インビザライン・ファースト)のデメリット
- 自己管理が必要(装着時間の管理)
- 全ての症例に適応できるわけではない
- 口腔機能の指導(舌の位置・鼻呼吸など)を並行しなければ、効果が十分でない場合がある
- 成長による変化で2期(後期)治療が必要になるケースもある
当院の対応方針
当院では、1期(前期)だけで終われる可能性を最大限に引き出すための診査・診断とサポート体制を整えています。
ただし以下の場合は無理に1期(前期)を勧めません:
- 明らかに抜歯が必要と判断されるケース
- 先天的に欠如している永久歯があるケース
- 骨格的な不正が強く、1期(前期)での改善が困難なケース
そのような場合は、あえて1期(前期)治療を行わず、成長を見守ってから2期(後期)治療(中高生以降)をお勧めすることもあります。
無理に1期(前期)治療を行うことはいたしません。
よくあるご質問(FAQ)
- Q.すべての子どもが1期(前期)で終われますか?
- A.いいえ。終わらないケースもあります。ですが、当院では1期(前期)で終われる可能性があるかどうかをしっかり見極め、必要に応じて適切なタイミングで2期(後期)へ移行する判断をします。
- Q.なぜ他院では「2期(後期)も必要」と言われたのに、こちらでは「1期(前期)だけで大丈夫」と言われるのですか?
- A.治療の方針や経験によって異なります。当院では1期(前期)で完結できるような独自の治療アプローチを採用しています。
初診相談のご案内
お子さまが「1期(前期)だけで終われるタイプ」かどうか、まずはご相談ください。
初診相談では口腔内写真・かみ合わせチェックを通じて、最適な治療計画をご提案いたします。
☆当院では、マウスピース型矯正装置(インビザライン)について、下記の趣旨を患者さんに了承していただいた上で治療を行います。
-
- ①未承認医薬品等の使用について
- 当院が使用するマウスピース型矯正装置(インビザライン)は、日本国内の医薬品医療機器等法(薬機法)における医療機器および歯科技工士法上の矯正装置に該当しません。つまり、未承認医薬品等に当たります。
- 日本薬機法上の医療機器として認証・承認を得ていない装置であるため、院長・柴口の全責任において治療が行われます。
-
- ②入手経路について
- 当院が使用するマウスピース型矯正装置(インビザライン)は、米国アライン・テクノロジー社の製品です。
- 当院はインビザラインを用いた治療システムを、米国アライン・テクノロジー社の日本法人である「インビザライン・ジャパン株式会社 」より入手しています。
-
- ③国内の承認医薬品等の有無
- マウスピース型矯正装置(インビザライン)では、口腔内の型取りに使用する口腔内スキャナ(iTero)については薬事承認を受けています。設計に関しても、歯科医師である私自身が日本国内で行いますが、マウスピース自体は海外のロボットにより製作されるため、薬機法対象外となります。
- 更に、一人一人の歯列に合わせた特注のマウスピース型矯正装置であり、既製品ではありません。これも、薬機法対象外である理由の一つです。
-
- ④諸外国における安全性等に係る情報
- マウスピース型矯正装置(インビザライン)は、1998年にFDA(米国食品医薬品局)により医療機器として認証を受けています。
- これまで、世界中の100カ国を超える国々で多数の患者様に使用されている治療方法ですが、重篤な副作用の報告はありません。
-
- ⑤医薬品副作用被害救済制度の対象外
- マウスピース型矯正装置(インビザライン)完成物は薬機法未承認の矯正歯科装置であり、医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。