発育期の矯正治療
当院の歯並び、呼吸、舌癖、嚥下への取り組み
当院は、歯並びの治療だけでなく、「口呼吸、舌癖、異常嚥下癖」の改善を目的として矯正治療を行っています。
歯並びの悪くなる原因は何でしょうか? それは先天性と後天性の大きく二つに分類することができます。お子様の顔立ちは、ご両親に似たものとなります。そのため、種々の不正咬合の中でも先天性で骨格性が強く現れる場合は抜本的な矯正治療が必要となります。
その一方で、お子さんの不正な歯並びが、後天的な要因(口呼吸、舌癖、異常嚥下)よって引き起こされ場合もあります。また遺伝的な不正咬合であっても上記の異常習癖を改善することにより、お子さん本来の成長発育を取り戻し整った側貌と歯並びを得ることができる場合もあります。
各種トレーニングを通じて重要なポイントは2点です
1. お口を閉じて鼻で呼吸すること
2. 正しい舌位(スポットと言います)で、正しい嚥下の仕方を覚えること
各種トレーニングとして、鼻呼吸の認識、舌の正しい位置、正しい飲み込み方 リップトレーニングなどを行っております
当院では、エッジワイズ装置による矯正治療や抜歯を伴う矯正治療も行っております。
ただし、混合歯列から矯正治療を開始するお子様の場合はできるだけ永久歯の抜歯を避け複雑なエッジワイズ装置を使わずに矯正治療を終えたいと考えております。その一手法として「歯列矯正用咬合誘導装置(マイオブレース)」による矯正治療を行っております。
ただし、「歯列矯正用咬合誘導装置(マイオブレース)」を用いた矯正治療には限界があります。骨格性の下顎前突、顎の偏位など成長に伴い悪化する症例には不向きです。それらのケースは従来からの治療法で対応します。また、混合歯列からの治療であっても、全ての不正咬合を非抜歯で矯正治療を完結することは難しく、クリニックを選ぶ際は抜歯ケースについても十分な治療経験のあるクリニックでの治療をお勧めいたします。