ID:294
上下顎前突(口元の突出)
叢生(乱ぐい歯)
欠損歯
初診時15歳の女性で、上下左右第二小臼歯の先天的欠如と口元の突出を気にして来院されました(永久歯の先天的欠如を伴う上下顎前突症と診断)。欠如部には、第二乳臼歯が残存していました。
治療としましては、上下左右第二乳臼歯4本を抜歯して、永久歯の先天的欠如部を閉鎖することにより、上下前歯の後退をはかりました。使用した装置はセルフライゲーションブラケット装置(デーモンシステム)で、加強固定として、口蓋に歯科矯正用アンカースクリューを埋入しました。治療期間は2年11ヶ月でした。通院回数:36回。
歯列矯正を始めるに当たって、後戻り・失活・虫歯(歯周病)・歯根吸収・ブラックトライアングル・歯肉退縮・顎関節症などのリスクがあることを説明し、患者さんには十分ご理解頂いた上で治療を行いました(以下もご覧ください)。また、別ページにある【矯正歯科治療に伴う一般的なリスクや副作用について】もご覧ください。
費用 基本料金:670,000円 調節料:5,000円/月
歯科矯正アンカースクリュー:50,000円
※記載している治療費用は、治療当時の価格(税抜価格表示)となります。現在の費用は治療費のページでご確認くださいませ。