ID:281
過蓋咬合(深いかみ合わせ)
叢生(乱ぐい歯)
上顎前突(出っ歯)
臼歯部不正(交叉咬合など)
初診時13歳の女性で、奥歯の噛み合わせを心配して来院されました。診ると、左側で前から7番目の第二大臼歯が、上下で全く噛み合っていませんでした(鋏状咬合)。それ以外にも、軽度の乱ぐい(叢生)もありましたが、一番の問題は、噛んだときに下の歯がほとんど見えない、過蓋咬合でした(臼歯部鋏状咬合と叢生を伴う過蓋咬合と診断)。
治療としましては、鋏状咬合の改善にはリンガルアーチを使用し、叢生と過蓋咬合の治療にはセルフライゲーションブラケット装置(デーモンシステム)を使用しました。非抜歯で治療することができ、治療期間は2年2ヶ月でした。通院回数:30回。
歯列矯正を始めるに当たって、後戻り・失活・虫歯(歯周病)・歯根吸収・ブラックトライアングル・歯肉退縮・顎関節症などのリスクがあることを説明し、患者さんには十分ご理解頂いた上で治療を行いました(以下もご覧ください)。また、別ページにある【矯正歯科治療に伴う一般的なリスクや副作用について】もご覧ください。
費用 基本料金:670,000円 調節料:5,000円/月
※記載している治療費用は、治療当時の価格(税抜価格表示)となります。現在の費用は治療費のページでご確認くださいませ。