ID:255
叢生(乱ぐい歯)
前歯部不正(交叉咬合など)
初診時年齢11歳7ヶ月の女児で、下顎前歯部の乱ぐい状態を主訴として来院されました。検査の結果、上顎右側側切歯の先天欠如を伴う下顎前歯部叢生と診断しました。先天欠如の影響で、上顎の正中が顔面に対して右に偏位していました。
前期(Ⅰ期)治療としては、上顎にクォードヘリックス、下顎にバイヘリックスを装着して、歯列を側方拡大しました。
後期(Ⅱ期)治療では、固定式装置(GMD)で、上顎右側大臼歯を後方へ移動させ、その後、エッジワイズ装置(セラミックブラケット(InVu))で、上顎右側側切歯部にスペースを作りました。現在、上顎右側側切歯部のスペースにはインプラントを植立しています。治療期間は前後期合わせて7年10ヶ月でした。通院回数:53回。
歯列矯正を始めるに当たって、後戻り・失活・虫歯(歯周病)・歯根吸収・ブラックトライアングル・歯肉退縮・顎関節症などのリスクがあることを説明し、患者さんには十分ご理解頂いた上で治療を行いました(以下もご覧ください)。また、別ページにある【矯正歯科治療に伴う一般的なリスクや副作用について】もご覧ください。
費用 基本料金:610,000円 調節料:5,000円/月
※記載している治療費用は、治療当時の価格(税抜価格表示)となります。現在の費用は治療費のページでご確認くださいませ。