ID:231
開咬
上顎前突(出っ歯)
初診時23歳の女性で、前歯が噛み合わないことを主訴として来院されました。検査の結果、下顎が時計回りに回転し、その影響で下顎が後退して、上顎前突の状態でした(上顎前突を伴う開咬症と診断)。治療としましては、セルフライゲーションブラケット装置(デーモンシステム)を使用しました。また、歯科矯正用アンカースクリューとよばれる小さなネジを上顎の骨に埋め込み、それを固定源として上顎の奥歯を上方(骨の中に歯がめり込む方向)へ移動させました。それにより、下顎が反時計回りに回転して、開咬が改善するとともに、下顎が前方へ移動しました。治療期間は、2年4ヶ月でした。通院回数:29回。
歯列矯正を始めるに当たって、後戻り・失活・虫歯(歯周病)・歯根吸収・ブラックトライアングル・歯肉退縮・顎関節症などのリスクがあることを説明し、患者さんには十分ご理解頂いた上で治療を行いました(以下もご覧ください)。また、別ページにある【矯正歯科治療に伴う一般的なリスクや副作用について】もご覧ください。
費用 基本料金:660,000円 調節料:5,000円/月
歯科矯正用アンカースクリュー:50,000円
※記載している治療費用は、治療当時の価格(税抜価格表示)となります。現在の費用は治療費のページでご確認くださいませ。