ID:229
上顎前突(出っ歯)
叢生(乱ぐい歯)
初診時12歳の女性で出っ歯を主訴としていました。検査の結果、アングルⅡ級の上顎前突と診断しました。通常なら抜歯ケースだと思われますが、絶対に歯を抜きたくないという強い希望をお持ちでした。そのため、固定式上顎大臼歯後方移動装置(GMD)という装置で、奥歯を後方へ動かしてから、非抜歯にてセルフライゲーションブラケット装置(デーモンシステム)による治療を行いました。また、顎関節症で開口障害の既往があり、慎重に治療を行いました。その結果、上顎前突が改善し、顎関節症も経過良好です。治療期間は2年3ヶ月でした。通院回数:32回。
歯列矯正を始めるに当たって、後戻り・失活・虫歯(歯周病)・歯根吸収・ブラックトライアングル・歯肉退縮・顎関節症などのリスクがあることを説明し、患者さんには十分ご理解頂いた上で治療を行いました(以下もご覧ください)。また、別ページにある【矯正歯科治療に伴う一般的なリスクや副作用について】もご覧ください。
費用 基本料金:660,000円 調節料:5,000円/月
※記載している治療費用は、治療当時の価格(税抜価格表示)となります。現在の費用は治療費のページでご確認くださいませ。