ID:300
臼歯部不正(交叉咬合など)
叢生(乱ぐい歯)
初診時7歳の女子で、右下第一大臼歯(前から数えて6番目の歯)の前方傾斜を気にして来院されました。検査の結果、叢生を伴う下顎大臼歯の近心傾斜と診断しました。前期治療として、リンガルアーチとセクショナルアーチで傾斜していた大臼歯を起こし、その後、永久歯列時に乱ぐい状態が予想されるため、クォードヘリックスとバイヘリックスを使用して上下歯列を側方拡大しました。また永久歯列時に、今度は右下第二大臼歯(前から数えて7番目の歯)も前方へ傾斜して生えてきたため、今度はセルフライゲーションブラケット装置(デーモンシステム)で、傾斜していた歯を起こしながら、全ての歯を真っ直ぐに並べました。治療期間は前後期合わせて7年7ヶ月でした。通院回数:70回。
歯列矯正を始めるに当たって、後戻り・失活・虫歯(歯周病)・歯根吸収・ブラックトライアングル・歯肉退縮・顎関節症などのリスクがあることを説明し、患者さんには十分ご理解頂いた上で治療を行いました(以下もご覧ください)。また、別ページにある【矯正歯科治療に伴う一般的なリスクや副作用について】もご覧ください。
費用 基本料金:660,000円 調節料:5,000円/月
※記載している治療費用は、治療当時の価格(税抜価格表示)となります。現在の費用は治療費のページでご確認くださいませ。