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8歳 女子 混合歯列 非抜歯

ID:298

前歯部不正(交叉咬合など)

叢生(乱ぐい歯)

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初診時8歳の女子で、前歯部の交叉咬合を気にして来院されました(叢生を伴う前歯部交叉咬合と診断)。
前期治療としましては、先ずはリンガルアーチを使用して、上顎中切歯を前方へ移動させ、交叉咬合を改善しました。その後、上下歯列の側方拡大を行い、永久歯を並べるための場所を確保しました。
後期治療ではセルフライゲーションブラケット装置(デーモンシステム)を使用し、永久歯を並べました。
前後期合わせて治療期間は5年3ヶ月かかりましたが、そのうち、後期治療の期間は1年9ヶ月でした。

歯列矯正を始めるに当たって、後戻り・失活・虫歯(歯周病)・歯根吸収・ブラックトライアングル・歯肉退縮・顎関節症などのリスクがあることを説明し、患者さんには十分ご理解頂いた上で治療を行いました(以下もご覧ください)。

費用 基本料金:630,000円 調節料:5,000円/月



※記載している治療費用は、治療当時の価格(税抜価格表示)となります。現在の費用は治療費のページでご確認くださいませ。

症例画像

初診時

動的治療中

動的治療終了時

歯列矯正を始めるに当たって、以下のリスクと副作用があることを説明し、患者さんには十分ご理解頂いた上で治療を行いました

  • ①後戻り歯並びを治しても、後戻りが生じる場合があります。
  • ②失活歯は生きていますが、何らかの原因によって歯が死ぬことがあり、黒く変色してしまいます。
  • ③虫歯・歯周病虫歯・歯周病ともに細菌による感染症です。矯正装置のせいで、これらに罹患しやすくなります。
  • ④歯の根が短くなることがある(歯根吸収)歯の根が短くなることがあります。
  • ⑤ブラックトライアングル歯と歯の間の歯肉が下がり、歯間が黒い三角形に見えることがあります。
  • ⑥歯肉退縮歯の移動とともに歯を支えている骨が壊れてしまうことがあります。そのせいで、表面を覆っている歯肉が下がって歯根の一部が露出したり、歯肉が裂けたように見えたりします。
  • ⑦顎関節症矯正治療中、「アゴが鳴る」、「アゴが痛い」、「口が開きにくい」といった症状(顎関節症の3大症状)が出てしまう場合があります。
  • ⑧過成長成長期の受け口の患者さんの場合、下顎の成長を抑えられないことがあります。
  • ⑨金属アレルギー矯正装置には様々な金属が使用されています。体質によっては、金属アレルギーを起こす場合があります。
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