ID:120
上顎前突(出っ歯)
過蓋咬合(深いかみ合わせ)
その他
初診時14歳の男性で、出っ歯が主訴でした。他院の矯正医により、下顎の外科的拡大治療が必要との診断を受け、当院を紹介されて来られました。検査の結果、著しい下顎の狭窄と過蓋咬合を伴う上顎前突症と診断されました。
下顎の大きさは基底骨レベルでは問題なく、狭窄は歯槽骨レベルで起こっているものと診断し、外科手術は必要なく、セルフライゲーションブラケット装置(デーモンシステム)による拡大のみで改善可能と判断しました。
上顎前突の改善には、上顎のみ2本の抜歯が必要と判断しました。通常は左右第一小臼歯の抜歯となりますが、上顎右側中切歯の歯根が破折しておりましたので、この歯を抜歯することにしました。もう一本は、上顎左側の第一小臼歯の抜歯をしました。治療期間は2年8ヶ月でした。通院回数:38回。
こちらの症例は、『治療内容-治療例 治療例2』でも詳しく解説しています。
歯列矯正を始めるに当たって、後戻り・失活・虫歯(歯周病)・歯根吸収・ブラックトライアングル・歯肉退縮・顎関節症などのリスクがあることを説明し、患者さんには十分ご理解頂いた上で治療を行いました(以下もご覧ください)。また、別ページにある【矯正歯科治療に伴う一般的なリスクや副作用について】もご覧ください。
費用 基本料金:660,000円 調節料:5,000円/月
※記載している治療費用は、治療当時の価格(税抜価格表示)となります。現在の費用は治療費のページでご確認くださいませ。