豊中千里中央駅前 ジョイスマイル矯正歯科 > 治療内容 > 各種矯正装置 > エッジワイズ装置

エッジワイズ装置

文責:柴口竜也

各々の歯に接着する器具をブラケット(ブレース)と言い、メタルやセラミックでできています。そのブラケットに様々な形状、太さ、材質のワイヤーを装着し、歯を3次元的にコントロールします。
このようにブラケットとワイヤーで歯を動かす装置の総称をエッジワイズ装置と言います。
ブラケットは、通常、永久歯に装着しますので、中学生以上の患者さんに使用します。小学生でも、前歯部だけに使うなど、部分的に使用することがあります(セクショナルアーチ)。
中学生以上の患者さんで、全歯に用いる場合、治療期間は2年〜2年半となります。

メタルブラケット

  • セルフライゲーションブラケット装置
  • メタルとセラミックのコンビネーション
目的
各々の歯に接着するブラケットがメタルでできています。そのメタル製ブラケットに様々な形状、太さ、材質のワイヤーを装着し、歯を3次元的にコントロールします。
使用方法
ブラケットは、各々の永久歯に歯科専用の接着剤で貼り付けられますので、自分では着脱できません。ブラケットの真ん中の溝をスロットと言い、そこにワイヤーを通し、細い金属線やゴム製のエラスティックで固定します。ワイヤーの着脱は医院のみで可能で、自分自身ではできません。
上下のエッジワイズ装置の間に、顎間ゴムという取り外し式のゴムを装着してもらう場合が多いです。上下歯列の前後的関係や側方的関係を修正したり、かみ合わせを良くするために使用します。使用時間は、自宅だけの場合もありますが、食事や歯磨き以外の、ほぼ一日中かけてもらう事も多いです。
コメント
ブラケットは、通常、永久歯に装着しますので、中学生〜大人の患者さんに使用します。混合歯列期の小学生でも、前歯部だけに使うなど、部分的に使用することがあります(セクショナルアーチ)。
メタルブラケットは目立ちやすいですが、強度が強く、トラブルが少ないのが利点です。
当院では、金属製のセルフライゲーションブラケット装置を使用しています。セルフライゲーションブラケット装置は、ワイヤーを固定するための細い金属線やゴム製のエラスティックが不要です。そのため、弱い力で歯が動きます。
また、目立ちにくくするために、上顎前歯部のみ白色のセラミックブラケットを使用することも可能です(メタルとセラミックのコンビネーション)。
歯の表側の固定式装置は、最も虫歯になるリスクが高いですので、歯磨きをしっかりしてください。特に、寝る前の歯磨きが重要です。
装着期間は、約2年〜2年半ほどです。詳しくは『セルフライゲーションブラケット装置(デーモンシステム)』の項目をご参照ください。

セラミックブラケット

  • 当院でのセラミックブラケット
  • 一般的なセラミックブラケット
目的
ブラケットの材質がセラミックです。メタルブラケットの目的と同じですので、メタルブラケットの項目もご参照ください。
使用方法
材質が異なるだけですので、使用方法もメタルブラケットと同じです。メタルブラケットの項目もご参照ください。
コメント
各々の歯に接着するブラケットが従来のメタル製ではなく、白色のセラミック製のものになります。目立ちにくい長所があり、見た目を気にされる方におすすめいたします。ただし、ワイヤーは金属ですので多少は目立ちます。
当院では、ブラケットの上に、歯列矯正用アタッチメント(クリアスナップ)という白色のフタを被しています。そのため、他院で用いられている従来の装置よりも目立ちにくいです。詳しくは、『歯列矯正用アタッチメント(クリアスナップ)』の項目をご参照ください。
また、料金につきましては、『セラミック装置』の項目をご参照ください)
詳しくは、「歯列矯正用アタッチメント(クリアスナップ)」の項目を参照
料金は、「セラミック装置」の項目を参照

セラミックブラケット+コーティングワイヤー

  • 当院でのコーティングワイヤー使用時
  • 一般的なコーティングワイヤー使用時
目的
ブラケットとワイヤーの材質が異なりますが、メタルブラケットの目的と同じです。メタルブラケットの項目もご参照ください。
使用方法
ブラケットとワイヤーの材質が異なるだけですので、使用方法もメタルブラケットと同じです。メタルブラケットの項目もご参照ください。
コメント
表面を白くコーティングした矯正用ワイヤーが開発されています。セラミックブラケットの使用だけでも、目立ちにくいですが、このワイヤーと組み合わせることにより、ほとんど目立たなくなります。
ただし、コーティングワイヤーには3つの欠点がございます。
1.ブラケットとの間に摩擦が大きいため、治療期間が伸びる傾向にあります。
2.コーティング分だけワイヤーが細いため、同じサイズの金属ワイヤーに比べて剛性が低いです。そのため、治療期間が伸びる可能性があります。
3.コーティングは剥げ落ちやすいです。長期間、同じものを使用し続けると、みすぼらしく感じるかもしれません。ただし、剥げにくいものも開発されつつあります。

リンガルブラケット

  • 当院で使用中のリンガルブラケット
  • 従来のリンガルブラケット
目的
裏側(リンガル)から装着するエッジワイズ装置です。ブラケットとメタルの組み合わせは同じですが、表から見えずに矯正治療を受けていただくことができます。 メタルブラケットの目的と同じですので、メタルブラケットの項目もご参照ください。
使用方法
歯の裏側に接着したブラケットに金属製のワイヤーを通して歯を3次元的に動かします。装着する位置が異なるだけで使用方法は同じですので、メタルブラケットの項目もご参照ください。
コメント
エッジワイズ装置自体は歯の裏側に装着されますので、表からは全く見えません。他人からほとんど気づかれることなく治療が可能ですが、喋りにくく、違和感が大きいのが問題です。ただし、新しいリンガル装置は、従来のものより小さく薄くなってきていますので、それらの問題は解消されつつあります。 歯の裏側の形態は個人差がとても大きいため、装置の準備に費用と時間がかかります。また、治療期間自体も、表側のエッジワイズ装置に比べて、半年ほど余分にかかります。 料金の詳細につきましては、『表から見えない裏側の装置』の項目をご参照ください。
トップへ