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18歳 女性 永久歯列 非抜歯

ID:128

上顎前突(出っ歯)

過蓋咬合(深いかみ合わせ)

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初診時18歳の女性で出っ歯を主訴として来院された患者様です。検査の結果、過蓋咬合を伴う上顎前突症と診断しました。当初抜歯ケースとして治療をする予定でしたが、抜歯せずにエッジワイズ装置でレベリングを開始したところ、上顎前突がかなり良くなりました。そこで、固定式上顎大臼歯後方移動装置(GMD)により大臼歯の後方移動を行い、非抜歯治療に切り替えました。
結果的に、成人の非抜歯治療にもかかわらず、上顎前突が改善し、側貌の口元の突出も改善されました。また、左右の噛み合わせのズレ、正中のズレもありましたが、治療後は一致しております。治療期間は2年3ヶ月でした。

こちらの症例は、『治療内容-治療例 治療例3』でも詳しく解説しています。

歯列矯正を始めるに当たって、後戻り・失活・虫歯(歯周病)・歯根吸収・ブラックトライアングル・歯肉退縮・顎関節症などのリスクがあることを説明し、患者さんには十分ご理解頂いた上で治療を行いました(以下もご覧ください)。

費用 基本料金:660,000円 調節料:5,000円/月


※記載している治療費用は、治療当時の価格(税抜価格表示)となります。現在の費用は治療費のページでご確認くださいませ。

症例画像

初診時

動的治療中

動的治療終了時

歯列矯正を始めるに当たって、以下のリスクと副作用があることを説明し、患者さんには十分ご理解頂いた上で治療を行いました

  • ①後戻り歯並びを治しても、後戻りが生じる場合があります。
  • ②失活歯は生きていますが、何らかの原因によって歯が死ぬことがあり、黒く変色してしまいます。
  • ③虫歯・歯周病虫歯・歯周病ともに細菌による感染症です。矯正装置のせいで、これらに罹患しやすくなります。
  • ④歯の根が短くなることがある(歯根吸収)歯の根が短くなることがあります。
  • ⑤ブラックトライアングル歯と歯の間の歯肉が下がり、歯間が黒い三角形に見えることがあります。
  • ⑥歯肉退縮歯の移動とともに歯を支えている骨が壊れてしまうことがあります。そのせいで、表面を覆っている歯肉が下がって歯根の一部が露出したり、歯肉が裂けたように見えたりします。
  • ⑦顎関節症矯正治療中、「アゴが鳴る」、「アゴが痛い」、「口が開きにくい」といった症状(顎関節症の3大症状)が出てしまう場合があります。
  • ⑧過成長成長期の受け口の患者さんの場合、下顎の成長を抑えられないことがあります。
  • ⑨金属アレルギー矯正装置には様々な金属が使用されています。体質によっては、金属アレルギーを起こす場合があります。
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